
去年10月末にFacebookがMetaに社名を変更して以降、メタバースは注目を集める言葉になっています。
特に、The SandboxやDecetraland、最近ではEverdomeのメタバースが注目されていますね。
そんなメタバースが大注目される中、今回は2月2日にローンチされたばかりの、タイのメタバースプロジェクトを紹介していきます。
メタバースの名前は、"VELAVERSE"。
タイ在住の方やタイが好きな人には、ぜひ知っていただきたいプロジェクトです。
今回の記事では、VELAVERSEとは何か?VELAVERSEがどんなプロジェクトなのか紹介をしていきます。
記事を読み終えたあと、なぜVELAVERSEが注目するべきメタバースなのか分かります。
VELAVERSEとは
VELAVERSEは、CLASS Cafeというタイのイサーン地方で、人気No.1カフェ発のメタバースプロジェクトです。
カフェがメタバースを作ってるの!?
と、驚かれる方が多いと思います。
しかし、このカフェは、テックカフェなんです。
なんと、”CLASS Coin”という仮想通貨を2022年1月12日にローンチしています。
普通のカフェであれば、仮想通貨のローンチはまだまだしないですよね?
しかし、CLASS Cafeの経営陣はIT業界出身のため、最新テクノロジーをどんどん導入しています。
その結果、他のカフェと差別化ができ、今タイで注目のカフェとなっています。
CLASS Coinについては、下記の記事で紹介をしていますので、それぞれチェックしてみて下さいね。
CLASS Coin概要紹介
CLASS Coin買い方紹介
VELAVERSE 概要
1.ローンチ日:2022年2月2日
2.ランド数:30,933ブロック
スポンサー企業用ランド数:1,760ブロック
現在は、CLASS Cafe発祥の地、タイのコラートの土地(ランド)を購入することができます。
今後は、タイのバンコクやプーケットのランドを購入することができるようになる予定です。
現実世界の場合、タイでは外国人が土地を買うことができません。
しかし、メタバースの中であれば、土地を買って家も買うことができますよ。笑
3.現在のランド価格:100 WCLASS(Coin)ブロック(約610バーツ、約2,170円)
CLASS coinをWCLASS(ラップドクラス)に交換する必要があります。
これはブリッジと言って、
CLASS Coinをバイナンススマートチェーン(BSC)からVELA1 CHAINに移動する際に名前が変わるためです。
ここでは、ランドを買うにはWCLASSが必要と覚えて下さいね。
4.VELAVERSEのコンセプト
- ブロックチェーンテクノロジーを使用したPlay to earn
- ランドやアセット(家や車など)、アバターなどのNFT売買
- 3Dアバターを使用した他者とのコミュニケーション
- クリエイターのためのNFTマーケットプレイス
VELAVERSE Webサイト:https://www.velaverse.io/
VELAVERSE Whitepaper(現在はタイ語のみ):https://www.velaverse.io/download/whitepaper.pdf
VELAVERSE ビジョン
VELAVERSEのビジョンは、シンプルです。
"すべての人のために国境のない世界を創り出すこと"
国境のない世界を創り出すこととは、どういうことなのか少し深堀りしてみますね。
"国境のない"と"世界を創り出す"に言葉を分解して考えてみます。
"国境がない"は、現実世界でも、現時点で一部達成出来ていると考えます。
なぜかというと、インターネットを使用することで、世界中のどこにいても、いつでもオンラインで人と繋がることができるからです。
しかし、現実世界は国が分かれると、通貨が変わるため、決済の観点から見ると国境はあります。
VELAVERSEでは、CLASS Coinを通貨として使用します。
そうすることで、CLASS Coinを持っていると世界中のどこにいてもVELAVERSE内で決済可能になります。
通貨をCLASS Coinに統一することで、国境をなくすことができるということですね。
次に、"世界を創り出す"という点です。
世界を作り出す=VELAVERSEで経済圏を創り出すということです。
どのように経済圏を創り出すのかというと、VELAVERSEのコンセプトにあるように、NFT売買が主流になります。
VELAVERSEのランドやアセットなどのNFTをメインに売買するということですね。
徐々にコミュニティの人数が増えることで、VELAVERSE内でお店やイベントスペースが出来ていき、現実世界と同じ様な経済活動ができていきます。
DeFiを、すでに触れている方は感覚的に理解できると思います。
銀行が今までしていたことが、DeFiでもできるようになっているように、
現実世界でできることが、メタバースの中でできるように変化していきます。
これは、VELAVERSEにアクセスできる人は、誰にでも与えられるチャンスです。
そのチャンスの土台をVELAVERSEが作ります。
VELA1 CHAIN

VELAVERSEでは、独自のブロックチェーンを使用しています。
実は、つい先日まではBSCを使用していました。
しかし、VELAVERSE独自のブロックチェーンが完成しました。
2月18日〜2月20日の間にBSC→VELA1 CHAINへ移行が完了しています。
BSCはガス代(手数料)が比較的安いのですが、VELA1 CHAINに移行したことで更にガス代が安くなります。
また、VELA1 CHAINに移行したことで、ガス代もBNBではなく、CLASS coinでの支払いに変更になりました。
VELAVERSE ロードマップ

現在は、2022年第1四半期〜第2四半期のロードマップが発表されています。
簡単に各項目の進捗を、分かる範囲で紹介します。
2022年第1四半期
・委員会の設立
・Whitepaperの作成
現在はタイ語版Whitepaperのみ発表されています。
英語版のWhitepaperは、作成中のようです。(日本語版のWhitepaperも出るかもしれません!?)
・VELAVERSEウェブサイトローンチ
こちらは完了済みですね。
・VELAVERSEシステムローンチ フェーズ1
・ランドの販売
ランドの販売はすでに開始していますね。
今後タイのバンコクやプーケットのランドの発売もされるようです。
海沿いのランドを買って、ヴィラを建てたりしたいですね。
楽しみです。
・VELAVERSE NFTマーケットプレイス
こちらはすでに公式サイトにありますが、まだ開発段階という感じです。
VELAVERSE NFTマーケットプレイス:https://market.velaverse.io/market/
・VELAVERSEシステムローンチ フェーズ2
・エンターテインメントコミュニティ
2022年第2四半期
・VELAVERSE ビジネスインテグレーション
・VELA DEX
DEXは仮想通貨分散型取引所のことです。
どのようなDEXになるのかまだ分かりませんが注目ですね。
・VELAVERSEシステムローンチ フェーズ3
・VELA COIN
CLASS Coinに続き、VELA COINも出るようです。
私の勝手な予測ですが、GameFiのコインとして使われるのではないでしょうか??
・ビッグデータ分析
・AIによる機械学習
・E-ウォレットと仮想通貨ウォレット
仮想通貨ウォレットも作成するようですね。
ロードマップ盛りだくさんです。
実際の進捗の確認は、VELAVERSEのTwitterやFacebookをチェックしてみて下さいね。
Facebook : https://web.facebook.com/velaverseio/?_rdc=1&_rdr
Twitter : https://twitter.com/velaverseio
Facebookは、タイ語情報がメインです。
Twitterの方が英語の情報があります。
VELAVERSE 注目の理由
ここからは、VELAVERSEが注目の理由を3つ紹介します。
注目の理由は、下記の3つです。
- タイの有名企業や大学がパートナーになっている
- タイの企業がVELAVERSEに進出中
- タイの仮想通貨業界で実績のあるエンジニアを採用
VELAVERSEは、タイの有名企業や大学がパートナーになっている
VELAVERSEは、CLASS Cafeの実績を元に、多くのパートナーを獲得しています。

このパートナーの中で、今回お伝えしたいポイントが2つあります。
- Bitkubがパートナーになっている
- CLASS Cafe & CLASS Coin同様に、大学がパートナーについている
1つ目のポイントは、Bitkubがパートナーになっている点です。
Bitkubは、タイで一番大きな仮想通貨取引所です。
1日の取引ボリュームも100,000K USD超えの大きな取引所です。
このBitkubも、VELAVERSEに参入予定です。
そうなると、Bitkubを通じて、タイの多くの人にVELAVERSEを知ってもらえます。
VELAVERSEで使用するCLASS Coinは、現状はタイの仮想通貨取引所では、購入することができません。
BSCの分散型取引所(DEX)とBitMartでのみで購入することができます。
※BitMartは2月25日より取り扱いが始まったばかりです。
タイは国として、仮想通貨の保有者は多いのですが、タイの人たちはタイ仮想通貨取引所の使用率が高く、DEXや海外仮想通貨取引所の使用率が低いのが現状です。
そのため、今後もしBitkubでCLASS Coinの取り扱いが開始されると、タイの人たちがCLASS Coinを簡単に購入することができるようになります。
そうすると、CLASS Coinを通じて、VELAVERSEの認知度も上昇し、普及していくことが考えられますね。
2つ目のポイントは、大学がパートナーになっている点です。
CLASS Cafeは、大学の校内に店舗を構えていて、大学生からも人気です。
そして、VELAVERSEやCLASS Coinを大学生に知ってもらうために、大学で仮想通貨とブロックチェーンの講義を実施しています。
下記のツイッターは、タイのナコンラチャシマーにあるスラナリー大学で仮想通貨講義を行った時の様子です。
#VELAVERSE and @classcoin_io
— VELAVERSE (@velaverseio) February 21, 2022
We are doing free #crypto and #blockchain education for everyone.
Thank you Nursing Student of Suranaree University for having us. Our COO Nathathai is a speaker for this session. pic.twitter.com/ATjP2TaYck
来月は、チェンマイにある大学で仮想通貨講義をするそうです。
CLASS Cafeでは、CLASS Coinでコーヒーが購入可能です。
大学生がコーヒーを買うためにオフラインでCLASS Coinを使用したり、オンラインでVELAVERSEを通じてCLASS Coinを使用している姿が想像できますね。
VELAVERSEやCLASS Coinを通じて、もっと便利なライフスタイルを作ることができそうです。
これから仮想通貨を実際に使用していくと考えられる、大学生などの若い世代をターゲットにマーケティングも可能なVELAVERSE。
今後も注目です。
VELAVERSEにタイの企業が進出中
サムスンUSがDecentraland上にバーチャルストアを出店したように、タイの企業がVELAVERSEにバーチャルストアを出店しています。
1つ目の企業は、Mc jeans。
Mc jeansは、タイで最も穿かれているジーンズ会社として有名な企業です。
タイのローカルブランドで、創業から40年以上の歴史がある老舗ジーンズ会社ですね。
ジーンズだけでなく、カジュアル衣料品も扱っているので、Levi'sやLeeの様なイメージです。
そのMc jeansが今回VELAVERSEに出店しています。
タイ大手衣料品メーカー(FBフォロワー100万人)
— EISUKE Velaverse Classcoin 🇹🇭🇯🇵☕️ (@eisukethailand) February 10, 2022
Mc JeansのNFTはVelaverseに配置され仮想世界で洋服を注文する為にオープン
商品は実際に自宅に配達可能
VELAVERSEはオンラインとオフラインを繋ぎます
※度々写真に登場の左の方はナコンラチャシマ県知事です、classcoinプロジェクトに全面的に協力 pic.twitter.com/KdkYsl3H6j
VELAVERSE上にあるMc jeansのお店で、商品を注文、自宅に商品を発送してくれます。
新しいeコマースの形ですね。
もちろん仮想通貨(CLASS coin)で決済可能になります。
2つ目の企業は、AURORA。
AURORAは、ゴールドやジュエリーを扱う宝石店です。
タイでは、ゴールドが人気です。
なぜなら、以前に自国通貨のバーツの価値が安定せず、バーツよりもゴールドで持っている方が、価値保存が出来ると考えている人が多いためです。
実際に1997年にアジア通貨危機が起こり、その当時24.5バーツ/USDだったのが、56バーツ/USDまでバーツの価値が下がった過去があります。
バーツの価値が半分以下になっていますね…。
このような過去があり、タイでは価値保存としてゴールドを持つ習慣があります。
一般の方でも、ゴールドをアクセサリーとして身につけている人が多いです。
そして、今後はVELAVERSEを通じて、AURORAでゴールドを購入できるようになります。
Khon Kaen Universityの学生さんの
— EISUKE Velaverse Classcoin 🇹🇭🇯🇵☕️ (@eisukethailand) February 17, 2022
3DNFTハッカソンの出場者のデザイン
を集めてみました
この NFT作品の中でAurora Gold and Jewelryさんの商品を購入出来る様になります
Aurora様(Gold やJewely を取り扱っています)https://t.co/aKmymZpca7 pic.twitter.com/4xHnDj6W1X
VELAVERSEのAURORAのお店のデザインは、コンケン大学の学生さんからデザインを募りました。
素敵なお店のデザインになっていますね。
もちろん、CLASS Coinで支払いができるようになります。
このように、VELAVERSEはオンラインとオフラインを繋げることができます。
今後も、タイの企業がどんどん参入してくると、VELAVERSEもますます盛り上がっていきますね。
VELAVERSEはタイの仮想通貨業界で実績のあるエンジニアを採用
以前も紹介しているのですが、VELAVERSEの開発元のCLASS Cafeの創業者は、IT業界出身の方です。
そのため、IT関連で有名な方とのつながりもあります。
VELAVERSEとCLASS Coinもタイの仮想通貨業界では、有名な人物が関わっています。
その有名な人物とは、DOME CHAROENYOSTさんです。

タイ人の方の名前は難しいですね。笑
DOMEさんと覚えて頂ければOKです。
このDOMEさんは、タイで仮想通貨の発行およびブロックチェーンソリューションを提供するTokenine創設者です。
現在は、DomeCloud Co.,Ltdという会社を経営されています。
DOMEさんは、タイのクリプト(仮想通貨)のインフルエンサー5人にも選ばれています。

DOMEさんはタイの仮想通貨、ブロックチェーン業界で実績のある人です。
実績のある方が、VELAVESRとCLASS Coinの開発に関わっていることも注目すべきポイントですね。
まとめ
- VELAVESRは2月2日にローンチされたばかりのタイ発メタバースプロジェクト
- 現実世界では、購入できないタイの土地をメタバースで購入することができる(100 WCLASS/ブロック(約610バーツ、約2,170円))
- これからVELAVESRで使用できるNFTアバターやアセットを発売
- NFTクリエイターがNFTを作成、マーケットプレイスで販売できるようになる
- VELAVERSEは、タイの有名企業や大学がパートナーになっている
- すでにタイの企業がVELAVESRに進出中
- タイの仮想通貨業界で実績のあるエンジニアがVELAVESRを開発している
VELAVESRが注目の理由、伝わりましたでしょうか。
Class cafeはカフェとして実績を積み、今新しい仮想通貨とメタバースにチャレンジをしています。
VELAVESRとCLASS Coinは始まったばかりのため、まだまだ伸びしろがあります。(NFA=Not Financial Advice)
CLASS Cafeの実績があるため、急にプロジェクトが破綻することも極めて低いです。
CLASS Coinはつい先日、BitMartでの取り扱いが始まりました。
現在も、タイの仮想通貨取引所へのリストも目指して運営側は、活動をされているようです。
CLASS Coinがタイの仮想通貨取引所で扱われると供給量が増え、VELAVESRを使用する人も増えますよね。
本当に今後が楽しみなプロジェクトです。
VELAVESRの日本語情報を入手したい方は、ぜひEisukeさんのTwitterをフォローしてみて下さいね。
実際にVELAVESRとCLASS Coinの運営に携わっている方です。
Eisukeさんツイッター:https://twitter.com/eisukethailand
Eisukeさんインスタグラム:https://instagram.com/eisukeclass/
その他CLASS CafeとVELAVESRの最新情報は、下記でもチェック可能です。
日本語版CLASS Cafe Facebook:https://facebook.com/classcoffeeJP
VELAVERSE Discord : https://discord.com/invite/JR9a5zEw
また、ぼくのブログでも引き続きVELAVESRとCLASS Coinの情報をupしてきます。
みなさんに有益な情報をupしていけるように頑張ります!
次回の記事では、VELAVESRの使い方とNFTについて紹介します。