
前回の記事で、PancakeSwapでの複利運用のやり方について、理解できたでしょうか。
お金でお金を増やしていく複利は、非常に大切な資産運用のポイントですよね。
前回で、DeFiの運用方法のメインの紹介は終了しました。
今回は、番外編です。
DeFiでは、自分が持っている仮想通貨を貸して、年利をもらったり、
貸している仮想通貨に対して、金利を払うことで、仮想通貨を借りることができます。
例として、Bitcoin(BTC)を貸すことで、年利ゲット+BUSDを借り入れられる。
借りたBUSD+金利の返済が必要。
DeFiを使うと、これまで銀行がやっていた業務を自分で、できちゃうわけです。
革命ですよね。
Qubit Finance(レンディング サービス)
2022年1月28日に、Qubitはハッキングされてしまいました。
みなさんQubitは、使用しないで下さいね。
DeFiは、ハッキングリスクがあります。
使用する際は、注意してください!
バイナンススマートチェーン(BCS)上にも、仮想通貨を貸し借り出来るサービスがあります。
Qubit Financeと呼ばれるレンディング(貸し付け)サービスです。

今年8月末に開始された、比較的新しいサービスで、
12/24時点でTVL(預けられているトークンの総額)は、$350M(約350億円)。
Qubit Financeは、Pancake Bunnyの開発者たちが立ち上げたプロジェクトです。
Pancake Bunnyは、2020年12月〜始められている実績のあるプロジェクトのため、
Qubit Financeも一定の安心を置けるプロジェクトと考えています。
BSCには、Venusという有名なレンディングプロトコルもあります。
TVL$3,277Mで、BSC上で最も大きなレンディングサービスです。
DYOR(Do Your Own Research)した上で、好きな方を使ってみてくださいね。
ここでは、Qubit Financeの使用方法を紹介していきます。
Qubit Finance 仮想通貨 貸し出し
仮想通貨を借りるためには、まず仮想通貨を貸し出さなくてはいけません。
貸し出し方法を紹介していきますね。
ここでは、例としてBTCB(バイナンススマートチェーン上のBTC)を貸し出していきます。
①Qubit Financeへアクセス
②Connect Walletをクリック
Metamaskを接続。

③Supply MarketsのBTCBをクリック

④貸し出すBTCBを入力し、Supplyをクリック
以上で仮想通貨の貸し出し完了です。
BTCBの場合は、年利1.49%になります。(1.13%+0.36%=1.49%)。
ただ取引所やウォレットで保管しているよりも、お得な仮想通貨運用になります。

Qubit Finance 仮想通貨 借り入れ
借り入れ方法を紹介していきます。
例としてBTCBを担保に、BUSDを借り入れます。
①My Supply MarketsのBTCB Collateralをクリック

②Use BTCB as Collateralをクリック

緑色になったら、設定OK。

③Borrow MarketsのBUSDをクリック

④借り入れたいBUSDを入力し、Borrowをクリック

⑤My Borrow MarketsにBUSDが借り入れされていることを確認
以上で仮想通貨の借り入れの完了です。
BUSD場合は、金利3.63%になります。(-4.34%+0.72%=-3.62%)
PancakeSwapの年利を考えると、借り入れをしても黒字になりますね。
借り入れたBUSDを使用して、PancakeSwapでさらに流動性を供給することで、
運用金額も増えて、リターンも増やすことができますね。

仮想通貨レンディングサービス リスク
持っているBTCなどを売らずに、運用できるポイントがレンディングサービスの利点なのですが、
リスクもあります。
清算リスク
BTCBは、担保の75%まで借り入れ可能です。
この担保率を超えると精算され、担保にしているBTCBは没収されてしまいます。
大切なBTCBを失うことはできないため、借り入れは、担保の30%までを目安にしておきましょう。
価格変動リスク
BTCBの価格が下がった場合、借り入れられる金額が減ります。
BTCBの価格が50%減ってしまった場合は、最初にBTCBを担保に50%を借り入れしていたら、清算されてしまいます。
BTCBの価格が急に半分になることは、ないと思いますが、30%程度の借り入れが安全と考えます。
反対に、BTCBの価格が上がった場合は、借り入れ可能な金額が増えます。
プロジェクト リスク
ハッキングによる資金流出や運営側の都合で、急にプロジェクト自体がなくなる可能性があります。
このようなリスクはどのレンディングサービスでも起こりえます。
そのため、年利よりもリスク回避という人は、レンディングはしない方が良いです。
まとめ
- 仮想通貨を預けて、年利を得ることができる
- 仮想通貨を担保に、仮想通貨を借りることができる
- 借り入れ金利は、タイミングや仮想通貨によって異なる
- レンディングサービスのリスクの認識も必要
DeFiを使って、お金でお金を増やす方法を学ぶことができます。
お金を増やすためというよりも、まずは少額でお金の勉強をするために、
DeFiを始めるのは、良いことだなと最近思っています。
次回は、最後に各サービスを解除して、仮想通貨の取引所への戻し方を紹介します。