
前回の記事を通じて、タイの仮想通貨取引所からMetamaskへの入金はできたでしょうか。
説明の順序どおりに行えば、問題なかったと思います。
今回はBSCのDeFiで流動性の供給方法を紹介します。
BSCのDeFiと言えばPancakeSwap
BSCのDeFiと言えば、PancakeSwap。
DeFiと言えば、PancakeSwap。
PancakeSwapは、大人気のDeFiプロジェクトです。
PancakeSwapが人気な理由
- 利回りが良い
- 手数料が安い
- 分かりやすい
日本語にも対応しているのが、私たち日本人には嬉しいところですね。
DeFiは、ほとんど日本語に対応していません。
そのため、PancakeSwapは、日本人にオススメできるDeFiですね。
PancakeSwapが使えるようになると、Ethereumなどのその他のチェーンのDeFiも使えるようになります。
なぜかというと、基本的なDeFiの使い方は、どのブロックチェーンでも同じだがらです。
まずは、PancakeSwapでDeFiの使い方を学習していきましょう。
PancakeSwapでの流動性の提供 やり方
流動性の供給とは、簡単に言うとみんなが必要としているお金を提供してあげることです。
私たちが提供したお金を誰かが使用することで、お金の需要と供給が成り立ちます。
言葉で説明しても難しいので、実際にやってみましょう。
今回は、人気の高いBNB-BUSDの流動性をPancakeSwapに提供します。
①PancakeSwapに接続
Google検索をすると、偽物のサイトが出てくるので注意してくださいね。
上のリンクは、本物のサイトになります。
②Metamaskの接続
Connect Walletをクリック。

Metamaskをクリック。

③言語設定を英語から日本語に変更
右上の地球儀にカーソルを合わせ、日本語をクリック。

④Metamaskに入っているBNBを一部BUSDに交換
トレードにカーソルを合わせて、通貨の交換をクリック。

赤字のCAKEをクリック。

BUSDをクリック。
BUSDは、バイナンスが発行しているステーブルコインです。
ステーブルコインは、1枚=1USDになります。

BNBからBUSDに交換した枚数を入力し、スワップ(交換)をクリック。
今回は解説用に10枚のみ交換します。

スワップの確定をクリック。

BNBからBUSDの交換が完了しました。
⑤流動性を提供するための、LPトークンの追加
LPトークンのLPとは、Liquidity Providingの略です。
日本語にすると流動性の提供ですね。
それでは、早速LPしていきましょう。
流動性をクリック。

流動性の追加をクリック。

流動性を追加し、供給をクリック。
BUSDを残高の10に合わせると、自動的にBNBの数量が入力されます。
流動性の提供は、必ずコインが50:50の割合になります。

供給の確定をクリック。

以上でLPトークンの追加完了です。
⑥流動性の提供
獲得にカーソルを合わせて、ファームをクリック。

BUSD-BNBをクリック。
年率(APR)40.01%です。
APRの隣にある電卓マークを押すと、実際に私たちが預けたLPのAPRを確認することができます。
流動性も457,477,219ドルと最も高く、安心感がありますね。

LPをステーキングするをクリック。

①→②の順番にクリック。

下記の画面になったら、流動性の提供の完了です。
流動性の提供は、ファーミングとも言われますので、覚えておいてくださいね。

PancakeSwapでの流動性の提供 リスク
APRの変動
APRは、一時的な利益計算を年間に置き換えて出しているため、一定ではないことに注意が必要です。
LPが増えると、APRが下がります。
需要と供給のバランスをイメージしてくださいね。
APRが下がると利益が減りますが、私たちが持っているコインの量に直接の影響はありません。
APRが高いということは、それだけ変動リスクがある。ということを忘れないようにしましょう。
コイン価格の暴落
仮想通貨すべてに言えることですが、価格の変動が激しいです。
特に草コインと呼ばれるマイナーなコインは、価格の変動が激しいです。
APRが100%を超えるコインは、避けたほうが無難です。
プロジェクト リスク
PancakeSwapは、匿名で作られた分散型取引所です。
運営者がCAKEを大量に売ってCAKEの価格暴落、資金を持ち逃げするようなリスクも当然あります。
どのプロジェクトにも潜むリスクです。
PancakeSwapは、利用者が多く、規模が大きいため、このリスクは他のプロジェクトと比較すると低いです。

インパーマネントロス(変動損失)
インパーマネントロスとは、LPポジションに含まれる2つのコインの価格の比が変わり、
AMM(自動マーケットメイカー)によりリバランスされた結果、発生する損失のことです。
なぞですね。笑
例えば、1BNB=500BUSDとします。
自分が1BNB+500BUSDを持っているとすると、合計金額は1,000USDです。
そして、BNBとBUSDでLPを組むとします。
LPを組んだあとに、BNBの価格が25%上昇したとして、1BNB=625USD。
LPは常に50:50となるため、ざっくり計算で0.89BNB:560BUSDとなります。
その場合、合計金額は1,116.25USDとなり116.26USDの利益を得たことになります。
利益が出たのに、何がロスなの?って感じですよね。
仮にBNBとBUSDをLPせずに、現物で持っていた場合、どの様になっていたでしょうか。
1BNBが25%上昇し、625USDになりますので、
625USD(1BNB)+500BUSD=1,125BUSDとなります。
現物で持っていた場合1,125USD, LPを組んだ場合1,116.25USDとなります。
そのため、LPを組んだことでBNBをそのまま持っていた場合より-8.75USDとなります。
この-8.75USDのことをインパーマネントロスと呼びます。
まとめ
- BSCのDeFiと言えば、PancakeSwap
- 流動性の提供は、必ずコインが50:50の割合
- 手数料は、BNBで支払い(手数料は少額でOK)
- DeFiのリスクに要注意
DeFiはリスクを伴うので、まずは余剰資金で少額からトライするのがオススメです。
一度チャレンジしてみて、問題なさそうであれば、金額を増やしていきましょう。
特にPancakeSwapあれば、再現性高く、高い年率を出すことが可能です。
次回の記事では、流動性を供給して得た利益を複利運用する方法を紹介します。